おすすめの本

今後このページも徐々に、追加してゆきますね。

◎心の癒しと気づき
 
 「子どもを生きればおとなになれる」 
  
クラウディア・ブラック著 アスク・ヒューマン・ケア

この本は、アダルト・チルドレン(AC)という概念を提唱した方が書いた本です。

ちゃんと社会に適応していても、自分らしく生きられていないと思っている人や自分自身では自分が思うような大人になりきれていないと感じている人は意外と多いように思います。でもそれは「子どもっぽい」という意味とはまったく違うのです。

おとな=自分を幸せにできる人。

子ども時代の痛みを越えて、本当のおとなになるために、自分を支えるおとなの自分であるインナーアダルトを育てる方法も教えてくれます。

訳本で少し読みにくいかもしれませんが、自分のトラウマの成り立ちがわかると思います。私には心の傷がないといわれる方で、それでも何となく生きづらいという人は一度読んでみられるとよいと思います。


     


「不幸にする親」

  ダン・ニューハース著 講談社

この本は題名は強烈ですが、親を責めるためのものではありません。ほんとうは感じていた、自分の感情や思いを今はもうただ感じてもいいことを教えてくれます。これは、客観的に自分の家庭環境を認識する手伝いになります。気づくことだけでも、今よりかなり楽になります。

私のセッションでは、子供の頃の自分が置かれた環境が、つらくて大変だったとわかっておられなかった方々が、この本を読んで自分の環境に気づき、わかることで考え方、捉え方が楽になられました。そしてさらに、自分が持ち続けてきた感情に気づくことで、セッションの中でそれを上手に解放できるようになりました。そうやって、たくさんの方々がとっても楽になり、自分を生きられるようになられました。

この本は、自分のトラウマのルーツを具体的に気づいてゆくのにはとてもよいものです。

子供はみんな、親から世話をしてもらう必要のある受け身の存在です。ですから、親からその子の心が満足して満たされる方法で接してもらえなければ、その子は寂しさや悲しさを感じていきます。その体験が積み重なってゆくと、心に傷を抱えはじめます。

そして、親からの安心感をあまりもらえなかった子供は、親からそうされることは、自分が悪いからと自然に思い、また、そう思うことで、その問題を隠して、出来るだけ感情を感じないようにしてゆきます。

そうやって、子供はどんどん傷ついていきます。でも、親にはもちろん(・・・・)子供に対する愛情があるのですが、自分自身が親からもらっていないので、それを伝える方法がうまくわからなかっただけなのです。トラウマとは、とても悲しいすれ違いなのだと思います。

子供さんのおられる方は、自分が親として子供にどう対応しているのかという親としての立場で読んでしまう人もおられますが、この本は自分が子供として、過去に親からどのように接しられていたかを感じながらお読み下さい。

もしも、あなたがあなたの子供にうまく接することが出来ないのなら、それはただ、あなたがあなたの心が満足するようなやり方で親から接してもらえなかっただけです。そうやって、親から子へ子から孫へと、世代間を伝わって同じようなトラウマがつながり続けてゆくのです。

関連の本には、「毒になる親」という本もあります。ただし、不幸にする親にも毒になる親にも、親と対決するという記述の章もありますが、私の意見では、対決などまったくする必要はないと思っています。なぜなら、実はぶつけたかった思いは、今の親へのものではなくて、その当時の親へのものですから、よほどうまくやらない限り、今の親に思いをぶつけても問題が起こったり、罪悪感ばかりが強まるだけで、思いと感情はなかなか消えてくれません。

どうしてもその思いを処理できにくい場合には、私のトラウマ統合療法やインナーチャイルドを癒してゆく信頼できるセラピストのセッションをお受け下さい。ネガティブな思いや感情は劇的に消えてゆきますよ。


    


「地球が天国になる話」
  斎藤一人著 KKロングセラーズ

本をたくさん出されている、銀座まるかん社長の斎藤一人さんのCD付きの本です。本の方は斎藤さんがCDでしゃべられているお話しを活字にしものです。このお話しは、だいぶ前にクライアントさんのお一人が「斎藤さんが大賀さんと同じようなことを話されていますよ」と教えて下さいました。

『これしか不幸から抜け出す道がないということで、この話をします』と切り出されて、『ほとんどの人が自分が劣等感を持っていることに気づかない』が、この劣等感から出る『悪徳裁判官』と『恐れ』で、周りの人や自分を傷つけることが、自分も周りも人がしあわせになれない原因で、みんなのここの部分が解消されたら地球は天国になるとおっしゃっています。

私流の説明でいいますと、劣等感とは、(特にそれが強くなる場合には、)子供の頃に理由もわからずに親から愛されなかったと感じたときに子供が持つ「自分が悪いから愛されないんだ」という罪悪感が元になって発生するものだと感じています。

自分が悪い→自分はいらない子→自分はダメ・・・などと、罪悪感から自己否定感、そして劣等感へと想いが生み出されてゆくのだと思います。こんな風に、自分の価値をなくした子は、価値のない自分を責め、愛情をもらうために、出来る自分になろうとします。そうやってがんばってみて、出来た人は、それで満足することなく自分の価値を上げ続けるために、自分を下げないようにするための人生を生きはじめます。出来なかった時やあまり出来なかった人は、自分のダメさを色んな場面で確認し、否定し、責め続けます。

また、自分の見たくないこの部分を相手に見ることで、出来る人に過剰に嫉妬したり、うらやましがったり、出来ない人を過剰に蔑んだり、価値のない人間だと否定するようになります。これが、劣等感の恐ろしさです。そこに、怒りを溜めてきた人の場合には、その表現がとても強くなったり、暴力的になったりします。

ただこの中で、かなり出来た人などの子供の頃から表面上は評価を受けてきた人は、自分の中に劣等感などがあるとは思ってもいないこともあります。

出来てきた人は、自分の中の「出来なかったらという恐れと出来ないと感じる部分」を、出来なかった人は、「情けない自分」という思いをありのまま受け入れられたら、劣等感は自然に消えてなくなってしまいます。私はこれが、劣等感を効果的に消す方法だと思っています。

こういう内容は、話しているのを聞くのもいいですが、活字にしたものを読む方が頭と心に入りやすいように思います。それでも便利なもので、ネットではこのCDを聞けるサイトがありました。ご興味がありましたらお聴き下さいませ。
http://yumenakama.com/hitorisan/


    

◎子育て
 
「ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子供の感情を育てる義務がある」
  大河原美以著 河出書房新社

この本はとってもよい本で、一番のおすすめです!!

一家に一冊置いておいた方がよい本だとも感じています。私は今まで仕事上、心理関係の本はかなりの数読んできていますが、この本はそれらの中でもNO1の本だと感じています。

なぜここまでいうかといいますと、驚いたことに、この本で子育てとして説いていることと、私がセラピー現場で気づいていったことが同じだったからです。

親が子供の感情をありのまま受けとめてあげられると、その子の心は安定します。逆にいいますと、親が子供の感情をありのまま受けとめてあげられないと、その子は不安や恐れを感じます。それが続くと、子供は心にトラウマを負ってしまいます。

子供のありのままの感情を親が受けとめてあげられると、子供の心には安心感が定着していきます。そういうやり方を子供にしっかりと与えてあげられると、その子の心にはその安心感が一生ず〜っと定着します。

トラウマのない(少ない)子供たちが大人となった社会は、すべてにおいて安定した世の中となることは、どなたにおかれても想像に難くないことだと思います。

私は日々、トラウマを統合するための心理療法で、大人の心に安心感を定着させていくお手伝いをさせて頂いています。そこでわかった同じことが、この本には子供の心に安心感を定着させていく方法として書かれています。

親になられている方も、これから親になる方も、学校の先生も、子供たちに接する仕事をされている方も、また、癒しや治療に関わる仕事をされている方にも、その他多くの方々におすすめできるとてもよい本です。

ぜひ、お読み下さいませ!!

それから、大河原さんは『怒りをコントロールできない子の理解と援助 教師と親のかかわり』という本も出されています。また、子供向けの本もあります。『心が元気になる本〈1〉イライラ、クヨクヨどうすればいいの?―悩む・いらつく・心のしくみ』、『心が元気になる本〈2〉自分はダメだと思うとき―1日の心の動きと悩み』、『心が元気になる本〈3〉学校に行くのがつらいとき―いじめ・不登校・性の悩み』(いずれも監修)です。

ご興味がある方は、これらの本も読んでみて下さいませ。


 ※ このHP内の「こころのこと」に、この本についてトラウマの理論を交えながらもう少しだけ詳しく説明していますので、よろしければご覧下さいませ。 


    


「子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方」

  明橋大二著 1万年堂出版

子育てハッピーアドバイスシリーズの中の一冊です。どの本もとてもよい本ですが、この本が特にいいと思っているのは、子どもにどのように接すればいいのかが具体的にわかるところと、この本の子どもへの接し方がすなわち、インナーチャイルドへの接し方につながるからです。

人は、子どもの頃この本に書かれているような親からの接し方をしてもらえなければトラウマを負ってしまいます。トラウマの影響は、何も虐待的な特別ひどい扱い方をされた時にだけ出るのではなく、日常的な一見それほどのことでもないと思われる中にもたくさん含まれているのです。

心理療法の最前線の現場からの声として、それほどでもないと思われている家庭環境、親との関係からトラウマを負ってしまった方がほんとうに多いのです。大げさではなく、日本人のほとんどがその影響を受けてしまっているといえます。それは、今の現実社会を見ると納得がいくのではないでしょうか。

この本では、第一章でこう書かれています。『子どもが幸せに育つために、いちばん大切なことは、たとえお金や学歴がなくても、「自己肯定感」があれば幸せを感じることができます』

この自己肯定感は親から子へ与えられる人生最高の贈り物です。これを子どもの頃にしっかり感じられるぐらいもらえた子は、その後の人生を様々なことがあってもしあわせに生きることができます。それは、「自己肯定感=安心感」だからです。

いつも、心の中に安心感がある人は、もうそれだけでしあわせな状態にいられているのです。

この本は、ある意味色んな使い方ができます。この本を読んで、親がどのように子どもに接するのがいいのかがわかるということは、自分がどれだけもらえていなかったのかということに気づくことでもあります。

別に、このもらえなかった感情をほじくり出すことなどしなくていいのですが、この本を読んでいて「やっぱり私はもらえていなかったんだ」と感じた方は、イメージの中でいいですので、もらえなかった子どもの自分を大人の自分が本に出ているお母さんのようにできる限りでいいですから接してあげて下さい。

これがうまくできると、心がなんだかホッとゆるんでいきますよ。その感覚が、インナーチャイルドを癒せはじめた感覚です。

親の接し方が変わると、子どもはとたんによりよく変わります。ほんとうに子どもの変化は早いです。多くの親がこの本を読んで、子どもによりよく接することができれば、子どもたちはトラウマを負わなくてすむでしょう。

このよりよい子どもへの接し方とは、実は、大人が周りの大人に接する方法と基本的に同じなのです。いわゆる、人間関係の基本といえるでしょう。自分が自分に対する接し方、夫婦や家族の接し方、友人との接し方、仕事場の人たちとの接し方、ご近所の方との接し方、カウンセラーやセラピストのクライアントへの接し方・・・などなど。

だれでもみんな、人からやさしく受け入れてもらいたいですよね。


     

◎生き方